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杉を削っていました

市内在住の日裏さんから、「頼まれた物を製作しているが、杉が上手く削れない」とヘルプコールがあり、一緒に杉を削ることになりました。


blog_import_535b7772cbd66.jpg

日裏さんは、サウスポーで鉋を掛けます。
削り材の方向転換が面倒なので、今日は工房の削り台を移動して、2人で削れるレイアウトに変更して準備完了です。

工房に運ばれたのは、2.5寸の角材 4本でした。
早速、鉋で削ってみると、1本だけ非常に難儀な杉であることが分かりました。
白太の板目で、白い粉だらけになってしまい、全く削れません。
日裏さんが、ヘルプされたこと、納得しました。
粉だらけの鉋の屑溜りを見て、呆然としてしまい、写真を撮り忘れました。


削れないと面目が保てない・・・・・こうなったら意地でも仕上げたいと思い、先ほどまで、刃を研ぎ直したり、削る向きを変えたり、水を多めに塗布したり、試行錯誤した結果・・・・blog_import_535b777342de3.jpg


blog_import_535b7773a1e6e.jpg


困った時の金井を投入したり、日裏さんの兵部を研ぎ直したりして、やっと削れるようになり、一安心しました。


仕上がる目処がつくと嬉しくて、いつの間にか、杉から米ヒバに変わり、夜中まで薄削り大会。(笑)
blog_import_535b77743d9ec.jpg


blog_import_535b7774a383c.jpg


チームB 三重県班もエンジンが掛かってきそうです。


今日も楽しい一日でした。

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日常 | 23:34:54 | トラックバック(0) | コメント(19)
コメント
No title
WAKさんこんにちは。
昨日は本当にありがとうございました。又お土産までいただき何時もすいません面直してから使わせいただきます。
「困った時の金井」私にとっては
「困った時のWAKUさん」でしたね〜(笑
金井と研ぎ直していただいた兵部良く切れてましたね〜自分でわ全くお手上げ状態の粉吹状態だったので本当に勉強になりました。
帰ってから調子にのって削りまくってたら仕上げの寸法以下になってしまいました〜(泣
WAKUさんゴメンなさい
昨日は本当にありがとうございました。
2012-11-25 日 12:20:00 | URL | 日裏 [編集]
No title
お、どういう解決法でしたか?
2012-11-25 日 12:42:00 | URL | kuni [編集]
No title
日浦さん、こんばんは。
削り始めた頃、何度削っても白い粉だらけになって(WAKUもあれほどの粉は初めて経験しました)悲壮感が漂ってましたね。
鉋うずくり教室みたいな・・・・(笑)
それにしても「兵部」、見事に切れましたねぇ。
金井より、切れてましたよ。
え~っ! あの後も削りまくったのですね・・・
しかも、仕上がり寸法以下まで・・・(笑)
P.S. 自然のもの、美味しかったです。ありがとう。
2012-11-25 日 22:13:00 | URL | craft WAKU [編集]
No title
kuniさん、こんばんは。
今回は、白太の木肌の光沢を重視していました。
(久しぶりに、木屑や厚を見るのでは無く、木肌を何度も眺めました(笑))
解決法は、kuniさんとレベルが違いすぎて、書くのが恥ずかしいのですが、以下の3点です。
①削る前に相当木を濡らした。
②刃の研ぎ直しをした。
③やや厚めの削りとした。
研ぎ直しは、830Pのやや強めの刃先研ぎで最終です。刃先の波のことからは、逆行していますが、薄削りを無視していましたので、分相応のレベルかと思っています。
引きは重かったですが、縮み率は2%以下と良好でしたし、一枚台でしたが難しい逆目も止まっていました。
4面×4本=16面中の1面だけが、仕上げるのが難しい状態でした。見た目は、他の面と変わらないのですが、難しいものですね。
2012-11-25 日 22:31:00 | URL | craft WAKU [編集]
No title
830pでしたか。その刃は薄削りに特化するならそれでもいいのですが、それだと杉の白太は鋭さだけで切らせているのであまり長くは削れないはずなんです。杉の白太のような材は細胞の壁がつぶれやすいのでミクロの波がある刃でそぎ切るのがやはり効果的です。
 細かい研磨剤で薄削りをするのは間違いではないのですけど、仕込み角と逃げ角と刃先研ぎの面積の絶妙なバランスを見つけ出すのが大変でしょうね。
 立て研ぎが砥石上では難しければ、人造大理石の上に8000番のパウダーでやってみるのも手ですよ。最初はごく短く、0.数ミリから始めて。甘い刃は短く、硬い刃は長くてもよし。切れ刃の研ぎで終われば紙コバ試験刃ダメですけど、そのまま10尺も削れば調子が出て来ます。
 刃線に波がある刃が「切らせるという理解をしてくれる人がもう少し現れるといいのですけどね。大手メーカーの替刃の鉋はおそらくその理論で研がれていると思います。カミソリやミクロトームの世界は一直線の刃と波のある刃の違いなんて当たり前に研究されているんだと思うのですが、手鉋の世界は儲からないから取り残されるんでしょうね。残念というか、歯がゆいというか、、、。
2012-11-27 火 00:47:00 | URL | kuni [編集]
No title
kuniさん、こんばんは。
>鋭さだけで切らせている・・・
まさに仰る通りで、「鋭さだけで切らせようとしている」・・・この表現が今のレベルかと思います。
立て研ぎのアドバイス感謝します。
今まで数回試していますが、おそらく砥面が荒すぎるのと移動が大きすぎたように感じています。
>紙コバ試験刃ダメですけど、そのまま10尺も・・・
貴重な内容で、重要なポイントかもしれません。
また、当たり前に研究されている・・・・とは、驚きでした。
おかげで再挑戦する意欲が出てきました。
多孔質でやわらかいパンをパン包丁の波の先端で切るようなイメージがありますが、観点が違うでしょうか。
2012-11-27 火 01:55:00 | URL | craft WAKU [編集]
No title
「パンをパン包丁の波の先端で切るようなイメージ」それでいいと思います。
 「おそらく砥面が荒すぎるのと移動が大きすぎたように」これもそうだろうと思います。
 以前、アゴのことを説明しましたでしょう?切れ刃先端の数ミクロンの範囲を仕込み勾配と似た角度で研ぐということは、刃先にミクロのアゴがくっついているようなイメージです。このミクロのアゴが切り込み深さを安定させるし、鈍角になるから刃持ちもよくなる。いいことずくめなのです。
 紙コバ試験で満点の刃はカミソリの刃で木を削るのに調子のいい刃ではない。なぜなら刃先に波があるから、「シャッ」という感じで入ります。まして意図して返りを出せばなおさら紙コバへの入りは悪くなる。
 ただ注意しなくちゃいけないのは、返りの程度です。「立て研ぎ」の距離と向きを間違うと返りが反り返って刃としてしなくなります。また研削力が強すぎる砥粒も要注意です。
 甘い刃はほんのわずかに引く。硬い刃は数ミリ押す。甘い刃を押すと返りが思いっきり反り返りますし、硬い刃を引くと欠けます。理想の返りは刃先から進行方向に直線的に伸びているイメージです。難しいですがこれが解るということは刃物の特性が解るということですから、刃物への理解が大変深まります。「甘い、硬い」ということがどういうことなのかが解ってくるのです。
 「紙コバがダメでも」というのは返りが反り過ぎた場合で、使って返り先端の反り部分を減らしてやれば機能する刃にやがてなるということで、あくまで理想の返りは進行方向に伸びた返りです。
 そしてこの「立て研ぎ」に使う番手を目的と削る相手に合わせて、変えてやると削りの次元が変わるのです。
 「刃先のミクロの波が切らせる」という事実を多くの人が理解するようになってほしいんですね。それはたぶん僕ら以下の若い世代から始まるんだと期待するところです。
2012-11-27 火 08:57:00 | URL | kuni [編集]
No title
kuniさん、こんばんは。
アドバイス、ありがとうございます。
やっと自分のイメージに少し自信が持てたように思います。
仕込み勾配と似た角度・・・・あっ、やっと気付きました。
紙こば試験で「シャッ」という感じと「スッ」という感じがあったので、分かったような気がしています。
立て研ぎの詳細コメント、感謝します。kiniさんのhpより、具体的で恐縮しています。
今夜、立て研ぎに再挑戦しました。
立て研ぎは従来以上に裏の精度、平滑度が大切に思えました。
先日の削ろう会でも、若い方々から、「kuniさんのあの言葉はどうゆう意味か?」など、質問を沢山いただきました。
おそらく、若い世代の方々も、このブログ、いやkuniさんの一語一句を固唾を呑んで拝読していることと思いますよ。
2012-11-27 火 23:10:00 | URL | craft WAKU [編集]
No title
「立て研ぎは従来以上に裏の精度、平滑度が大切に思えました。」はい、3枚合わせは同じ銘柄の砥石が3丁でぜひやってください。最後に刃先を立てる時、定盤と刃線が完全に一致していないとうまくゆきません。
 さて、昨日じつにめでたいことがありました。僕はだれでも出来る3ミクロンの研ぎをめざしていたんです。薄削りが削りのすべてではない、そのもっと先にある削りの深い世界を皆と考えられる状況こそが削りを愛する者達のあるべき姿だと思うからです。
 アルミナのパウダーは研削力が強すぎてなかなかうまく使うのが難しく何か方法はないものか?とずっと考えていました。830pはメーカーの説明によると砥粒の直径は5ミクロンもある。でも潤滑剤がその粒径がもろに当たらない役目をしているんだと。
 で、830pの潤滑剤の効果とアルミナのパウダーを混ぜてやれば上手く行くのか?とやってみると当たりでした。最後の「立て研ぎ」は人造大理石の上でWA6000と830pを同量混ぜてその上でやる。これが薄削り用の究極のレシピかもしれません。注意事項はこのペーストの粘度と量です。僕は830pの溶剤を飛ばして粉末になったものを使っています。原液では試していません。このペーストと洗剤に水をわずかに加えて少しサラサラにする。で、定盤上に極薄の膜を一層作った上でやること。厚いと刃先がただ滑ってしまうからです。昨日はこの6000番と830pで快心の2ミクロンが出せました。このコメント欄を見ている方もやってみて下さい。
 ここに来て、厚く長切れさせるためには裏は鏡面ではない方がいいのかも知れないという可能性が出て来ました。その詳細は膨大な実験を重ねないといけないでしょう。いつか解明できたらまた報告します。
2012-11-28 水 10:00:00 | URL | kuni [編集]
No title
kuniさん、こんにちは。
>刃先を立てる時、定盤と刃線が完全に一致・・・
これが、私には至難の業です。なかなか思うようには行きません。中砥の平面度を更にあげないといけません。
830PとWA6000というのがすごい発想です。
6000は持っていないので、まずは10000でやってみます。
粘度も色々試しています。今は原液のままが多いです。さらさらにしすぎると、刃先が欠けるような気がしています。まだまだ、経験が足りませんので、もう少し試す必要があります。
先日、人造砥石#10000で立て研ぎして返りを故意につけて削りました。
非常に軽く引けて、材の表面もサラサラになりました。粘っこさが薄まった感じで、調子良かったです。
厚さは6暗いでしたが・・・(汗)
kuniさんの研究も、まだまだ継続されるようで、新しい発見を楽しみにしています。
2012-11-29 木 00:31:00 | URL | craft WAKU [編集]
No title
はい、どんな研ぎをするんでも砥石の平面度は基本中の基本ですから、そこはなんとしてもクリアして下さい。
 「6000は持っていないので、まずは10000でやってみます。」残念ながら10000ではまったく感動がないと思います。8000でもイマイチ、やっぱり6000番でしょうね。
 人造砥石#10000はナニワですね?6ミクロンだった理由はみっつあります。ひとつは切れ刃先端を研ぐ番手としては細かすぎること。もうひとつは砥石が柔らかいので刃先が表層にめり込んでしまうこと、もうひとつ人造の固定砥粒は強烈すぎること。だからパウダーで遊離砥粒なんです。天然なら研削力が優しいので固定砥粒でもいけますけどね。
2012-11-29 木 12:47:00 | URL | kuni [編集]
No title
ちょっと早とちりをしてしまいました。昨日書いたレシピは硬い刃ほど難しくなる傾向が見えて来ました。硬い刃の場合、刃先が人工大理石に勝ってしまい刺さり気味の研ぎになってうまくゆかないようです。硬い刃はやっぱり硬い天然の上でやれるようにならないとダメみたいですね。すみません。
2012-11-29 木 20:04:00 | URL | kuni [編集]
No title
kuniさん、こんばんは。
う~ん、予想していたのですが、#6000の方が良さそうなので、今度、入手してやってみます。
人造砥石#10000はナニワです。
仰るように柔らかいので刃先が表層にめり込むイメージをしていて、刃先のシャープさに疑問を持っていました。
これは、定盤をアクリルで試したときも思いました。柔らかいので、感触が良く、欠けも少ないのですが、スカッ!っと行きませんでした。(未熟なことも事実ですが・・・(汗))
今夜も、「座右」を天然で立て研ぎしてみました。
やはり、返りが多かったみたいで、20尺程度引いて滑らかさが出たのですが、数ミクロンあたりの壁を切れませんでした。
立て研ぎは、色々数多く実践しようと考えています。
>硬い刃の場合、刃先が人工大理石に勝ってしまい刺さり気味の研ぎ・・・・
刺さりぎみとめり込みの差がまだ理解できていませんが、このあたりの微妙さが難しくもあり、楽しくもありですね。
2012-11-29 木 23:59:00 | URL | craft WAKU [編集]
No title
僕が混同してましたね。「刺さりぎみとめり込みの差」は同じ意味で使っていました。失礼。
 座右はですね。かなり硬いので難しさがあるんです。硬いといってもたぶんRc64.6くらいですからそんなにカチンカチンではないのですけど、炭化物をおさえている地のマルテンサイトがしっかりしているので「硬い」と感じる刃なんです。金井は甘い代表でしょうね。
 で、硬い刃といのは独特の難しさがあって、まだ完全解明できていないのですけど、例えば8000番の砥粒が付けるくぼみの深さを計れたとしたら甘い刃と硬い刃ではその深さが全く違うはずなんですねぇ。硬い刃はまるで研がれることを拒否するようにさえ感じることがある。
 ですから8000前後の刃先の波がいいとは言っても刃物によっては5~6000で8000番の波のイメージということが起こりうるんだと思います。硬い刃ほど番手は荒いものを使わないといけないんですよ。
 
 それと定盤になる砥石の硬さも硬い刃はうんと硬くなくては砥粒を食い込ますことができないのだろうと思います。刃が硬いと定盤に砥粒をめり込ませてしまうようなイメージでしょうか。WAKUさんの場合、荒い砥粒が使えているか?と定盤の砥石の硬さに不足はないか?の2点が検討事項のように思います。あとは硬い刃の場合は少し圧をかけてもいいでしょうしね。加えて、座右は「押し研ぎ」ですよ。引きの場合は欠けますから。
 参考までに硬い天然の上に出す砥粒は硬い刃の場合は戸前とかだと細かすぎで、巣板の荒いものが適しています。研ぎがある程度できるようになると、どうしても「細く細く」という方向に走ってしまうんですね。ところがそれでゆくとどんどん泥沼に陥ってしまう。実は「荒さ」がキーワードなんです。
 砥石としては「荒くて仕上げには不向き」と思える砥石ほど立て研ぎには活用できる可能性が高いのです。遊離砥粒として使うのであれば働き方がまったく違いますからね。
 となってくると荒いパウダーが早道か?ということにもなって来ますね。で、830pと混ぜるといいとなれば、僕もこれから試してみようと思ってるんです。WA1000~6000くらいを一通り揃えて実験しようかな?と思っているところです。これは面白いと思いますよ。
2012-11-30 金 09:29:00 | URL | kuni [編集]
No title
kiniさん、こんにちは。
ご返信が送れて、申し訳ありません。
めり込みの場合、刃の先端が丸くなっているようなイメージがして、スパッと切れなくなるような気がしています。
>8000前後の刃先の波・・・
これは、ラッピング後、38度程度で立て研ぎした刃先部分と思っていますが、#8000で研いだ後、ラッピング無しで、立て研ぎ#8000との差が頭の中で理解できず、もう少し試さないといけない状態で悶々としています。(後戻りしているようで、すみません)
>定盤になる砥石の硬さも硬い刃はうんと硬く・・・
定盤は、硬すぎても、柔らかすぎても上手く行かないで色々試していますが、刃によって最適な硬度があるかもしれませんね。
>荒い砥粒が使えているか?と定盤の砥石の硬さに不足はないか?
どちらも、まだまだ上手くできていないです。もっと数多く経験しないといけません。
座右の詳細、参考になります。ありがとうございます。
>実は「荒さ」がキーワード・・・・
これは、刃先を鋸の歯に例えた事例も聞いたことがありますが、ポイントかもしれませんね。
実は、先日、刃先を荒れさせすぎて、撃沈しました。(笑)
加減というもの、これが難しいです。
WA1000~6000くらいを一通り揃えて830pと組み合わせる実験は、今までどなたからもお聞きしたことがありません。非常に興味深いです。
2012-12-02 日 11:29:00 | URL | craft WAKU [編集]
No title
「#8000で研いだ後、ラッピング無しで、立て研ぎ#8000との差が頭の中で理解できず」
 これはですね。8000はそこまでに出た返りを取るというのが大きな目的ですよね。その返りが取れた状態というのは、8000の砥粒で返りを引きちぎったような状態でかなりイガイガしてるんです。厚めの削りならそれで何の問題もないレベルですが、5ミクロン以下なんてことを目指すにはイガイガ過ぎるんです。8000で研ぎ続けるかぎりそのイガイガは永遠に取れないどころか成長してしまう。だから8000は返りが取れた瞬間にやめた方がいい。そしてもっと細かい番手に持って行ってその残ったイガイガを取りたいわけです。その工程を10000、12000の砥石で以前はやっていたのですけど、固定砥粒では新たに微細な返りが出来てしまってどうしても上手く行かず、結局、僕にとってはラッピングが解決策だったのです。
 ラップ後の刃はものすごく鋭く、髪の毛が切れるほどですが、これで削っても調子は良くない。で、「立て研ぎ」ですがこの工程は研ぎと変形の中間と捉えるといいと思います。
 ラップで出来た鋭い先端が滑り台の先に残りつつその滑り台自体が並々の稜線を持つようなイメージです。
 ナニワの10000とかだと砥石の硬さがないので刃先には丸みが付くかないしはスキーの先端のように反り返ってしまう。これではなめるような切削になりません。どうでしょう?イメージできますか?
 さて、先に誰もが使える3ミクロンのレシピを作りたかったと書きましたね?これはどうやら不可能だと実感しつつあります。ここ数日の出来事ですが、刃先に適度の波を付けるために使うべき番手は刃物の個性によってやはり、ものすごく巾があるということを痛感しています。
 ある甘めの刃は人工大理石の上で830pと6000の組み合わせで最上でしたが、ある硬い刃は硬い中山の上に3000番で非常にいい結果でした。刃物の硬度によって砥粒が付ける深さはまちまちだということを実証しているようです。
 昔から「刃物と砥石の相性」ということが言われてきたのは結局、このことであったのだろうか?と思っているところです。
2012-12-03 月 13:13:00 | URL | kuni [編集]
No title
kuniさん、こんばんは。
#8000で返りを取ったイガイガのこと、改めて考えることができて、イメージできました。
詳細にご説明していただきまして、感謝です。
また、ナニワの10000での刃先の状態は、イメージ通りで、少しづつですが、分かってきたような気がします。
毎日1回、座右の立て研ぎを試みていますが、まだ感触的には、荒らしすぎているようで、削り屑の毛羽立ちと繊維が分かれてしまうようです。
今夜は830p+中山砥粒で人造大理石のパターンでしたが、ひょっとしたら、38度と立てすぎているかもしれませんので、もう少し心を繊細にして色々チャレンジしてみます。
>刃物の硬度によって砥粒が付ける深さはまちまち・・・
なるほど、砥石の相性を考えると、組み合わせが無限に広がりそうで、奥深いところかもしれませんね。
2012-12-04 火 00:10:00 | URL | craft WAKU [編集]
No title
座右を毎日研いでいるんですね?何度でも諦めずにチャレンジして下さい。必ず刃物の神様が降りてくる瞬間がありますよ。その時は自分で研いだことが信じられないかもしれません。立て研ぎが成功した時はほんとにビックリしますから。
 さて、「削り屑の毛羽立ちと繊維が分かれ」は本当に立て研ぎが失敗したのが原因なのか、疑わないといけないかもしれません。まず質問ですが、830pのラップを終わった直後の紙コバ試験はまったく無抵抗にスっと入り、髪の毛もプツンと切れますか?紙コバ試験は刃をスライドさせずに「刺す」んですが、間違っていませんか?そしてその次元に行かずに立て研ぎをしているとしたら、そこが「まてよ?」というところです。
 紙コバ試験が十分でないとすれば、ラップの前の砥石による工程そのものが十分ではない可能性があります。2000番にも崩壊した部分はおそらく存在するでしょう。だから2000の目は完全に消した方がいい。それが案外出来ていないことが多いんです。
 僕の最近の研ぎは同じ砥石の上で前半と後半を違う研ぎ方にしていて、前半は斜め研ぎで刃先を重点的に落とし、後半は完全な横研ぎにしています。斜め研ぎは鋼側に重心が来ていますから刃先ほど砥粒が付けた傷は深い。例えるなら自転車の前ブレーキをかけた状態ですね。
 仮に2000を斜め研ぎ、5000で横研ぎと移ったとすると5000で2000の目を消すのにものすごく時間がかかります。ところが、2000の前半を斜め後半を横として次にG-1de斜めに研ぐと楽に2000の目を消すことが出来ます。なぜなら2000の横研ぎによって、傷の深さは全面均一になっているからです。2000の目が消えないままとぎ進むということはなんらかの欠陥を引きずってしまうことになりかねないのです。例えば欠けには至っていないヒビとかですね。それが次の番手の8000なり10000でも欠けるまでには至らず、最後のラップの時点でピンピンにしようとした途端とうとう欠けに至るというようなことが起きうるんだと想像しています。
 以前研削力の強すぎる砥石は要注意だといいましたでしょう?S社の2000はどうか?ということがちょっと不安なんですね。僕はS社の砥石は全てやめたおかげもあってか、原因不明の欠けからは開放されました。今はI社の2000、G-1、N社の白8000という流れです。どれも欠点もありますが、当たりが優しい感じがして、安心して使えています。
 さて、立て研ぎの角度ですが、まず引きの場合は仕込み勾配からマイナス2度ほど。これは安定していい結果が出せています。で、押しの場合の最適角度はこのところずっと実験していたのですが、もう少しマイナスを多くした方がいいようです。今日はマイナス5度で押し7ミリでかないいい感じでした。
 というのは、ミクロの世界を想像することってものすごく重要ですが、引きの場合は先端が幾分スキーの先のようにしなりながら研がれるとすれば、2度の逃げでも研ぎ上がりはもっと逃げた角度になっているかもしれませんね。そして押しの場合、逆の反りになって研がれるとすれば、研ぎ終わった時は逃げはゼロになっているのかも知れない。とするとマイナス5度で研いでも研ぎ上がりは2度の可能性はあることになりますね。
 そんなわけで、中山の上にもし巣板があればそのトジルで7ミリ押し(鉋の自重だけのイメージ)でやってみて下さい。
 巣板がなければ、天然砥の中でも研ぐ時の音が「スースー」ではなく「シャーシャー」と荒い音がするものがいいです。
 6000、8000のパウダーは買いましょう。必ず焼くに立つと思いますよ。
2012-12-04 火 19:29:00 | URL | kuni [編集]
No title
kuniさん、こんにちは。
コメントで励まされます。諦めずに、楽しもうと思います。
紙コバ試験は、突き刺していますが、まったく無抵抗に入る時と入らない時の差があります。まだ、安定してないと言うことですね。
髪の毛では試してないので、今度やってみます。
斜め研ぎ、横研ぎの差を仰るように考えたことがありませんでした。なるほど、今後意識してみます。
S社の2000は、今度記事にしてみます。
立て研ぎの角度について、説明ありがとうございます。
マイナス5度まで、角度を振っていないので、色々試せそうです。
天然砥石は、知識が乏しいので、教えていただいた方法で試してみます。
6000、8000のパウダー、立て研ぎ、まだまだ多くのことを試さないといけませんね。楽しみ、楽しみ。
2012-12-06 木 03:36:00 | URL | craft WAKU [編集]
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